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映画やパン、旅行のことをごくまれに書いてます


by 1129yuzu
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フランスレポ 4月17日(火)~18日(水) 帰国まで

今日は朝から一人でパン屋巡り。行きたいパン屋がありすぎて本当に回れるのか焦ってしまう。母と姉はしっかり朝食をとっていたけど、私は飲み物だけを飲んで済ませた。地下鉄で途中まで二人と一緒に行き、私は途中下車。今日の一軒目は「ローラン・デユシェーヌ」。パティスリーだけど、パンも美味しいと聞き行ってみたかった。バレンタインの時に日本でチョコはいただいていました。買ったのはクロワッサンとクイニーアマン、焼き菓子2種。 クロワッサンはやっぱり美味しい。パティスリーだけあって美味しいバターを使ってる感じ。クイニーアマンはこれと言って美味しいとは言えなかった。焼き菓子も普通かな。それにしても、13区付近は観光客が全くいなくて閑散としています。通勤客が早足で歩く中、きょろきょろしながら歩く日本人に誰も興味はしめしません。
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お次はイタリー通りにある「ポール・スラベイユ」へ。とっても地味な雰囲気のお店で大丈夫かしら?と不安になったけど、ここでもクロワッサンを購入。これがなんと、かなりのヒット!バリバリ系ではないのに優しい味のするクロワッサン。気づいたら完食してました。
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近くにはパリ市内にも数店舗ある「ル・グルニエ・ア・パン」があります。ヴィロンの粉を使っていると聞いて是非行きたかったお店。買ったのは人気のバケット、クロワッサン、日本へのお土産用としてライ麦使用のハード系。歩きながらバケットをかじる(もう気分はパリジャンヌ。見た目は思いっきり日本人)。あ~やっぱりすごく美味しいじゃないの。生地は日本のバケットよりも塩が多く使われているのか何もつけなくてもどんどん食べられる。クロワッサンもなかなか美味しかったけど、ポール・スラベイユの方が好みだった。
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次のパン屋「モンジュ」までひたすらイタリー通りを北上。ここは日本の雑誌でも取り上げられている今パリで一番人気のお店と言われています。とにかくいつも行列らしいのだけど、私がついたのはまだ午前の早い時間だったのですんなり入店。明日の出発前にももしかしたら来れるかもという思いで買ったのは、クロワッサンとバケットモンジュのみ。味は、ちょっと期待しすぎだったのと少しお腹がいっぱいだったせいで感動はなし。他店と比べ、クロワッサンはバターの味が弱く何か物足りない。やっぱり私ってみんなと味覚が合わないのかなぁ。バケットもサンドイッチにしたらかなり美味しかったと思う。う~ん、残念。
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再び歩き始め、近くのムフタール通りへ。ここは市場のように小さいお店が密集していてなんだか歩いているだけで楽しかった。フルートガナ系のパン屋があると聞いたので向かう。フルートガナとはガナショーさんという人が考案したパンで彼の元で学んで許しをもらった人だけが焼くことが出来るパン。伝統的な方法で作られているそう。お店の名前はわからなかったけど、無事に到着。ただ、どれをかっていいのかわからず、見た目で好みのパンを選ぶ。待ちきれずにすぐにかじるとこれが最高に美味しいの!周囲にゴマやケシの実がくっついて塩分もちゃんとあるのでそのままで十分美味しい。
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次の目指す店はサンジェルマン地区。少し疲れてきたので地下鉄に乗ろうと駅を探していると市場を発見。可愛い雑貨が並んでいて寄り道してしまう。個性的な時計を見つけ購入。8€。すぐに壊れるかもしれないけど記念にね。

ガイドブックをみると歩いても全然いけるので歩く事にする。サンジェルマン地区になると人もぐっと増えてきます。観光客もたくさん。日本の雑誌でみて行こうと決めていた「PaPa」はセーヌ川に近い比較的新しいお店。ライ麦パンに力をいれているというので購入。一緒に買ったりんごタルトもなかなか美味しかった。ライ麦パンは帰国してから食べたけど、くせがなくシンプルな味なのでどんな料理にも合うパンでした。一本買ったけどすぐに食べちゃいました。

ほとんど水分を取っていないので(トイレがすぐに見つかる国ではありませんので。)、水分補給とトイレの為に、モノプリというパリに多くあるスーパーへ。水を選んでいると、突然フランス人のおじ様に日本語で「あなたは日本人ですか?」と話しかけれる。「そうです。」と答えると、「私は日本語が大好きです。フランス語は難しいですか?」と聞かれたので「すっごく発音が難しいけど、通じるととってもうれしい。」と言いました。おじ様はとてもうれしそうな顔で笑ってくれて私も何だかうれしくなってしまう。こういう出会いも何だかいいな。
レジに並んでいると何と、母と姉に遭遇。トイレを探しにきたらしい。が、ここはコイン式だったので二人は諦めて去っていきました。
私はコインを入れて入ろうと試みたけど、コインを入れてもドアが開かない。よくわからないので結局入らずに出てきてしまった。こういうとき、日本の様に気軽に入れるトイレが恋しい。

お次は日本でも人気のパティスリー「ピエール・エルメ」へ。シックな雰囲気のお店はちょっと入りずらい。店内もきれいで小汚い格好の私はかなり浮いていた。ここでの目的はクロワッサンを買う事。日本のお店では売っているのに遭遇した事が無かったので絶対食べたかった。その他にカヌレとクイニーアマンも購入。近くの公園で座って食べる事に。クロワッサンを一口食べて思わず「すごい。」とつぶやいてしまう。バターの上品な味がしっかりとして生地はバリバリ、中の層も美しく夢中で全部食べてしまった。さすが有名パティスリー。ちょっと感動の味でした。それに反してカヌレは結構普通だったのが残念。クイニーアマンは美味。
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そしてもうずっと憧れのお店だった「ポワラーヌ」へ。パン好きなら知らない人はいない超有名パン屋。田舎パンが人気でパリでも多くのスーパー、レストランに卸しています。写真では何度か見たことあったけど店内はとってもシンプル。シンボルの田舎パンが置かれ、一枚からでも購入可能。もう一つの人気商品、タルト・オ・ポムも購入。そしてクロワッサン、お土産に人気のクッキーも買いました。すぐにかじったクロワッサンはざくざくという食感には程遠いのにすごく美味しい。昔からの製法で丁寧に作っている感じがした。タルト・オ・ポムは次の日の朝食に食べたけど、これが最高に美味しかった。時間が経っているのに生地もさくっとしていてりんごとの相性抜群。朝からこんな美味しいものを食べれて幸せ。
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この後は大型デパート、ル・ボン・マルシェへ。すごい広さの食品売り場に感動し、散策。日本人の観光客も多い。おトイレを借りようと探しかなり迷ってしまう。20分くらいはさまよってようやく見つける。本当にトイレは不便だわ。。
16時に母と姉と待ち合わせをしてるので残り時間を有効に使わないと。近くの老舗のパティスリー「ラデユレ」へ。最近では映画「マリーアントワネット」のお菓子をプロデュースしたことで日本でも有名になってます。パリには数店舗あるけど、サンジェルマンのお店は比較的空いていると聞いたので行ってみると噂どおり、すんなり入店できた。それにしてもすんごい高い。可愛い箱に12個詰めてもらい値段は21€!ありえね~。まぁ、記念だし。いっか。肝心のお味は美味しいですけど、感動は特に無かった。後で母と姉にもあげると、母は味わいもせずに一口で食べていた。食べ物にこだわりがない彼女に渡した私が悪かったみたい。

今回のツアーにはバトーバスというセーヌ川を運航する連絡船のフリーパスが付いていたので乗ってみる事に。サンジェルマンから乗って、ルーブル前で降りる事が出来るのでそのまま待ち合わせ場所に向かおうと乗り場へ向かう。しかし、待てど待てども船は来ない。30分近く待ってようやく船はやってきた。思ったよりちっちゃいことにびっくりするけど、とりあえず時間がない。乗り込んだときにはすでに15時40分過ぎ。まあ、大丈夫でしょと景色を眺めていた。セーヌ川から見る景色は本当にきれいだった。すでにデジカメのメモリーが数枚だったので節約しながら写真も撮る。それにしても発着所に止まるのはいいんだけど、出発するのにすんごい時間がかかる。さすが、パリの人は仕事がとってもスローリー。だんだんと私も焦ってきた。ルーブルに着いた時はすでに16時15分くらいになっていた。船を下りるときに運転手さんをみると、ガムを噛んで足元にはラジカセで好きな音楽を聴いてノりノリ。そんな自由に仕事してるのね。こっちは必死だっつ~の!ルーブルからオペラ座まで競歩で向かう。待ち合わせ場所にはまたしてもぷりぷり怒った姉の姿が。しかし、私にも言い分はある。が、疲れすぎてほとんど何も言えなかった。母は待ちくたびれ、三越で買い物をしていた。
ツアー特典でパリの由緒あるカフェ「カフェ・ド・ラペ」のケーキ&ティーセットのクーポンもついていたので、パンを大量に抱え汚い格好で明らかに場違いではあったけど入店。中は高級感ばっちりでかなりびびってしまう。三人ともミルフィーユを頼む。かなりお腹はいっぱいだったのでミルフィーユは辛かったけどなかなかのお味で全部食べてしまった。値段を見ると、ミルフィーユを普通に頼むと何と12€!2000円近くするのです。お茶も頼むと20€くらい。さすが高級カフェ。自腹じゃ絶対来ないな。ギャルソンさんもベテランばかりですてきなおじ様。う~ん、お洒落して来たかったわ。
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その後はギャラリーラファイエットでお土産探し。食品売り場で心躍らせる。食品に興味のない母と姉は私を置いて、ファッション館へ。1時間私は夢中で買い物をしました。ユーロ高で日本では大好きなコンテチーズがありえない値段で売られているのでチーズを1キロ購入。バターも日本で1700円くらいで売られているのが300円ちょっとで買えてしまう。もう興奮がおさえきれん。あっという間に時間は経ち、ホテルへ。明日の夕方帰国なのでパッキングをして就寝。

帰国日は16時くらいまではフリーだったので朝からパン屋へ向かう。シャンゼリゼ通り近くの「オ・デリス・レトワール」へ。クロワッサンを買うが、味は今ひとつ。次の店へ。ヴィクターユゴー通りをひたすら歩く。バケットコンクール1位(クロワッサンだったかも)になった「ベシュ」へ。お店は空いていてゆっくり選ぶことが出来た。バケット、ミニクロワッサン、シンプルなハード系のパンを選ぶ。店の前のベンチでバケットをかじるとこれが美味しい。ただやっぱりずっとは食べていられない。バターくれ~。クロワッサンはすっごいザクザクで美味しかった。これは日本に持ち帰ったけど日本でも美味しく食べられた。
もう一軒行きたかったけど、お店が見つからず雑貨でも見ようと移動。キッチン用品店を2店行ったけど買いたいものが見つからず。本屋に入って立ち読み。パリに来てまでハリウッドのゴシップ記事を見てしまう。ぶらぶら歩きながらパリの街並みをじっくり見てみる。そういえば、フランスにきてほとんど野菜を食べていないと思い、パリにも日本にもたくさんある「PAUL]へ。サラダを頼む。パンがついてきたけど、先ほど買った「ベシュ」のバケットが余っていたので店員さんに見つからないようにこっそり食べた。やっぱり食事と良く合うわ。。時間もあまりないので最後にモノプリに寄って、ポワラーヌのカンパーニュを買ってホテルへ。今まで遅刻ばかりで困らせていたので早めにホテルへ行ったら一番乗りだった。少したって母と姉、他のツアー客も帰ってきた。ああ、本当に今日で終わりなんだな。足りない。時間が足りなすぎる。

空港へはスムーズに到着したものの搭乗手続きに1時間くらい並んでいらいら。3人ともすごく疲れていたのか、帰りの飛行機は食事後すぐに熟睡。おそらく7時間近くは寝ていたと思う。帰りは本当に早く感じた。初めてのフランスはもう感動体験がたくさんで忘れらない旅行になった。本当に姉に感謝してます。一人歩きも慣れてしまえば簡単に出来、パンもたくさん食べれたし、満足。いったい何個のクロワッサンを食べたのだろう。でも、本当に良く歩いたのであまり太らずに済んだのはうれしい。かっこいいパリジェンヌに少しでも近づきたかったけどやっぱり無理があったわ。あんなにボサボサ頭が似合う人たちはなかなかいないと思う。そして、それぞれが個性を持ってファッションを楽しんでいたのが素敵だった。日本人のように、流行になると皆が同じものを持つことがフランスではないらしい。そして、マナーも思っていたよりは悪くなく、地下鉄でも無理やり乗り込んだり、人を押して降りたりしない。携帯をいじっている人もいないし、私は日本の地下鉄よりも快適な部分もたくさんあるなと感じました。スリの危険はやっぱりあるけど、自分がしっかりしていれば防げる事。愛想が悪いと聞いていたフランス人も今回は皆いい人ばかりだった。質問すればきちんと答えてくれるし、一生懸命フランス語で話しかければ相手には伝わりました。予感はしていたけど、惚れてしまいましたフランスに。必ずまた行く。待っていてね、フランス!
by 1129yuzu | 2007-05-13 22:33 | paris